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WANO初の起動前会議

WANO初のPSU会議が中国で7月に開催された
テレルヴォ・タイペイル、QA兼コミュニケーション・マネージャ、WANOパリセンター

初のWANO起動前会議に100名を超える参加者が集まった(写真:シルケ・クラッセン)初のWANO起動前会議では、WANOのミッションに従い、情報の交換や互いに学び合うことを通じて原子力安全を高めた。3日間に及ぶこの会議は中国の広州市で開催され、既存および新規の原子力事業者から100名を超える上級代表者たちが参加した。

 "原子力プラントの初号機の建設については随分昔から学ばれている幾つかの真実がある。変化が常に存在し、避けられない世界に我々は生きているという事実にもかかわらず、これらの真実は本当に変わっていない。"とWANOロンドン事務所のWANO総務部長、ジョエル・ボールマンは開会の挨拶で切り出した。"一つ目は、新たな原子力プラントあるいは発電所を起動させることは困難な試みである。2つ目は、たとえプラントや組織、運転員が真新しくても、プラントは安全かつ信頼性高く運転されなければならない。3つ目は、お互いに責任を持ち、安全性に対する説明責任を持つことはプラントが起動する前から始まっている。"

会議のプログラムは5つのセッションから構成された;13のプレゼンテーション、4つの講演、そして4つのパネルディスカッションが含まれた。これらのセッションでは、どのようにしてWANOが強力な原子力安全文化やプロフェッショナル集団に向けて、起動プラント、起動フェーズ自身、あるいはリーダたちを支援していくかについて議論され、また国際原子力機関(IAEA)からのプレゼンテーションも行われた。

パネルディスカッションにはフロア席からも参加し経験を交換(写真:シルケ・クラッセン)WANOの起動前レビュー(PSUR)の手法が導入され、香港にWANOの専門の事務所が開設されて数年が経過した現在、会員たちから、WANOが提供する評価や支援が自分たちの起動フェーズにどのように有用であったかについてフィードバックが寄せられた。

 "安全文化を育て、強力なものにしていくのは長期のプロセスであることに誰もが賛同すると私は思います。これには、経験や公開、疑問を持つ姿勢、模範となる行動、効果的で信頼性ある意思決定プロセスを確立していくために、日々の努力を必要とします。"とWANO議長、ジャック・レガルドは彼の閉会の言葉の中で述べた。"もちろん、WANOは運転経験を共有し、技術支援ミッションを実行し、またPSURやピアレビュー、本社ピアレビュー(CPR)で浮かび上がってくる問題に焦点をあてることにより、その役割を果たし、支援していくことができます。"

会議の最終日には、現在2基のユニットが建設中であるタイシャン原子力プラントへのテクニカルツアーが行われた。

 

 

今回の起動前会議はWANOパリセンターによって主催され、WANOロンドン事務所と中国のパリセンター会員である中国広核集団(CGN)の支援を受けた。中国・広東省広州市のドンファンホテルで2015年7月14-17日にかけて開催された。次のWANO全体での起動前会議を2年以内に開催することについて現在議論中である。