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WANOとEDFが原子力安全シンポジウムを共催


ギャビン・グリーン、編集員、インサイドWANO 

Jacques Regaldo at the EDF Nuclear Safety Symposium

世界中の78の組織の代表者たちが原子力安全における専門性と経験を共有するためにこの春ロンドンに集まった。彼らはEDFエナジーとEDF共催、WANO後援で開催された第2回原子力安全シンポジウムへ参加した。このシンポジウムはEDFエナジーの最高責任者であるビンセント・ドゥ・リヴァスによって開会され、2014年にパリで開催された第1回シンポジウムに続くものであった。

このシンポジウムは、相互支援、情報交換、最高事例の模倣を通じてパフォーマンスを評価し、ベンチマークし、改善するために協力することによって、世界中の原子力発電所の安全性と信頼性を最大限に高めるというWANOのミッションを実証するものである。

 

電力会社や規制機関、政府、利害関係者や原子力発電所の設計、建設、運転、保修、廃止措置に携わる供給チェーンパートナーを代表する世界中の原子力業界のリーダたちが参加した。

シンポジウムで取り上げられた課題には、信頼性ある低カーボン電力の需要に適合する原子力の益々高まる重要性や新規プラントの建設ルネッサンス、既存プラントの安全な寿命延長などが含まれた。

開会のあいさつの中でビンセント・ドゥ・リヴァスはこう述べた:「安全と治安は業界として何にも勝る、永遠の優先事項であります。我々は教訓を学び、教訓に基づいて行動し、WANOが必須の役割を明確に果たすようにするために、原子力業界が国境を超え、会社を超えて如何にして経験を共有しているかを共に示すのです。」

「原子力の事業者は、テロやサイバーセキュリティなどの新たな安全上の懸念事項を予測する必要があります。ディジタル革命は人々が互いに会話し、討論するやり方も変えました。それは公開性や透明性に影響を与えたのです。リスクや機会に対処し、予測する上で、業界、会社、国境を超えた協力が優先し続けるのです。」

ジャック・レガルド、WANO議長は、こう述べた:「多くの重要な話題が議論され、原子力についての大きな変化と討論の時期において、このような機会をとらえて率直な意見を交換することが必須です。議論した話題は、今日の原子力が直面している課題を反映するものです;原子力への新規参入者を対象とした新規プロジェクト、高経年化プラントが直面する課題、情報と透明性に対する益々高まるニーズ、そして多くの国で直面する難しい経済情勢などです。」

「WANOの役割は、原子力を推進することではなく、原子力安全の基盤に焦点をあて続けることにあります。強力で、堅く結ばれた、油断しない業界を頼りに、WANOのミッションは世界中の運転プラントの安全標準を高めることにあります。世界の原子力事業者の仲間は弛むことなくこのミッションに向けて懸命に取り組み続けます。」​