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CNNPは、運転員のパフォーマンス向上のためにCPOチームを設立

WANOは中国の新しいプラントと協力して運転員のパフォーマンス向上に取り組む
ロン・スミス、コミュニケーションマネージャ、東京センター

中国核能電力公司CNNPは現在15基の商業運転中の原子炉を保有し、その総発電容量は12,162MWeに達している。同社は現在9基のユニットを建設中で、さらに数基のユニットを計画中である。CNNPでは、これらの発電所群の運転員の技能を常に向上させることを目指して、2016年に作業グループを設立した。

2014年1月から2016年3月までの間、中国核能電力公司(CNNP)の会員会社はWANOによる起動前ピアレビュー(PSUR)を受けた。

レビューを受けた具体的なユニットは、ファンジアシャン1&2号(CNNP原子力発電運転管理会社)、フージン1,2&3号(フージャン・フージン原子力発電会社)およびハイナン1&2号(ハイナン原子力発電会社)である。

運転分野でのWANOのPSURの一環として行われる運転直のパフォーマンス観察(CPO)は、プラントが初臨界までに改善可能分野(AFI)になり得る候補を摘出し、是正するのを支援することを目的としている。シミュレータ訓練中の運転直を観察し、特に過渡事象や複雑な状況への対応を観察して、WANOは運転直の準備状況や関連する訓練の有効性を評価することを支援する。

それぞれの会員会社の運転員の技能を絶えず向上させるために、CNNPでは2016年に運転員の技能向上を目指した作業グループを設立した。この作業グループは、CNNPの会員会社とRINPO(原子力発電運転研究協会、CNNPの技術支援機関)の専門家で構成されている。CNNCとその会員会社がこのグループを支援するための資金を拠出している。

​2016年のこのグループの主な活動分野には以下の事項が含まれている:

·         CPO経験交換会議はすでに実施された。作業グループの委員(あるいは代表者)が、運転員の訓練状況を紹介し、CPOでの経験を共有し、さらに運転員のパフォーマンスに関するAFIの解決を目指した是正措置計画とその実施状況をレビューした。作業グループではまた、WANOのSOER 2007-1(反応度管理)とSOER 2013-1(運転員の基本行動の弱点)の是正措置の実施状況についても簡単に紹介された。

·         反応度管理や保守側の意思決定、中央制御室でのヒューマンエラー防止ツールの活用、警報対応、当直長のリーダシップなどの分野におけるセミナーや訓練の企画

·         "CNNPの副当直長と当直長の職位別訓練ガイド"および"CNNP多重シミュレータ事故のシナリオ設計計画"の資料作成。これらの2つの資料は、多重事故への運転員の対応能力、および当直長のリーダシップの改善ならびに運転員の技能向上のための参照資料として使用されることになる。

·         CPOの実施;サンメンNPP(2016年5月終了)、ハイナンNPP(2016年8月)、フージンNPP(2016年11月)

以上の事項が2016年の作業グループの主な活動である。作業グループでは、WANOのPSUR CPOやCNNP CPOのレビュー結果を受けて、一連の指針を作成する予定である。その間にも、CPOのためにCNNPで使用するレビュー体系を絶えず改善していく。その中には、管理や実践に関する規則の取りまとめ、CPOレビューチームのチームリーダやレビューワーの訓練の実施、新規プラントの運転員の体系的な技能向上のために、運転プラントに対するCPOを新規プラントの燃料初装荷前に必ず企画することなどが含まれる。