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ロシアで新設原子炉が併入

WANOモスクワセンターでは、ノヴォヴォロネジ原子力発電所のロシア最大の革新的原子炉を訪問
コキーナ・ナターリア、コミュニぇーション担当、ノヴォヴォロネジNPP

201685日、午前335分、ロシアの運転組織ロスエネルゴアトムの傘下にあるノヴォヴォロネジ原子力発電所で、第3+世代に属するロシア最大の革新的原子炉が送電系統に併入された。この革新炉は、発電所全停時の安全性を高めたもので、IAEAのすべての要求事項に完全に適合している。

「この出来事は我々の大きな勝利です。」と、ロスエネルゴアトムの総裁、アンドレイ・ペトロフは語る。このユニットは、試運転試験プログラムを終えて2016年末に営業運転を開始する予定である。

WANOモスクワセンターの管理層によるノヴォヴォロネジ原子力発電所訪問は、6号機が出力運転を開始して以降初めての国際的機関による訪問のひとつである。WANOモスクワセンターの第一事務局長代理のアナトリー・キリチェンコは、試運転中の6号機を訪れ、プラントの一生の中の重要な節目で働く所員たちにお祝いの言葉を贈った。

アナトリー・キリシェンコはこう語った「WANOは585基の原子力ユニットとともに仕事をしており、あらゆる寿命段階の原子力プラントの運転に関わっています:即ち、試運転、安全運転、廃止措置の段階です。ノヴォヴォロネジのサイトは1か所にこの3つの段階のすべてのユニットが共存している点でユニークなものとなっています。このようなことから、我々は特に緊密にノヴォヴォロネジ発電所の人たちと協力しています。」

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訪問中にキリシェンコ氏は、ロスエネルゴアトムの協力会社である実験実証エンジニアリングセンターの経営層と会談を持った。その会談では、センターの放射性廃棄物処理事業について議論された。

アナトリー・キリシェンコはまた、ノヴォヴォロネジNPPの管理層に対して、新たなWANO駐在代表についても紹介した;運転経験フィードバック兼事象調査部門の副部長がこの駐在代表に任命された。彼の前任者であるアナトリー・シュヷロフは現在、ノヴォヴォロネジNPPの全般問題担当の副所長の役職に就いている。

「アナトリー・シュヷロフの昇進は我々の業界ではかなり普通のことです。過去1年間に、ロシア国内の異なる原子力プラントの6名のWANO駐在代表がこのような昇進を受けました。これは、我々の組織が重要な影響を持っていること示し、それが受ける敬意の念を示すものであります。」とキリシェンコ氏は続けた。

WANOモスクワセンターのサイト駐在代表の大きな目的は、モスクワセンターとノヴォヴォロネジNPPの間の調整役であり、プラントの安全性を最大限に引き上げ、運転を改善していくためにノヴォヴォロネジNPPの活動への支援を最適化していくことを狙っている。

WANO MCの新しい駐在代表であるエデュワード・コサレフの任務には、WANOの基準に照らしてプラントの活動をモニタすること、観察結果をプラントの管理層に伝えること、モスクワセンターと協力してノヴォヴォロネジNPPでの取り組みを企画すること、組織の中に入って、ノヴォヴォロネジNPPのためにピアレビューや技術支援ミッション、ベンチマーク訪問を行うことや、さらにもっと多くのことが含まれることになる。

ノヴォヴォロネジNPPはロスエネルゴアトムの傘下にある。プラントは、ヴォロネジ市の南42キロメートルのドン川沿いに位置する。ロシアで最初のVVER原子炉(ベッセル式加圧軽水冷却減速炉)の発電所である。5基の原子炉のそれぞれが発電炉シリーズのプロトタイプとなった。1基目が1964年に運開し、2基目は1969年、3基目は1971年、4期目は1972年、そして5基目が1980年に運開した。

現在、3基の原子炉が運転中である。(1号機と2号機はそれぞれ1984年と1990年に廃炉となった。)

2007年にノヴォヴォロネジNPP67号機の建設が始まった。これは革新的なAES-2006型式の設計の出力1200MWの原子炉である。​