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正直さと透明性を推進して


Bill-Johnson.jpgビル・ジョンソンは2015年末にWANOアトランタセンター地域理事会の議長に任命された。テネシー渓谷開発公社(TVA)の社長兼最高経営責任者であるビルは、原子力発電の熱心な支持者であるとともに原子力安全の強力な擁護者でもある。彼は、原子力業界が直面している課題に対する彼の考えについてインサイドWANO誌にこう語っている:

「TVAの経営陣は、自社の原子力発電所群のパフォーマンスを着実に改善し、当社における原子力発電比率を1/3以上に引き上げるために、ここ数年必死に取り組んできました。この取組みは、21世紀になって米国で最初の新規原子力発電所となる当社ワッツバー2号機が間もなく運開することで頂点に達します。

「このような取り組みすべてにおいて、当社の最優先事項はWANOと同じです:原子力のパフォーマンスの最高水準を達成することで健康と安全を確保することです。この目的を支援するために、TVAや他のWANO会員は根本原因を分析し、我々の中からの教訓と最高事例を共有することに一致団結して取り組んでいるのです。我々が経験してきて分かるとおり、これらの取り組みは世界中の業界のパフォーマンスを改善し、人々の信頼を再構築するために不可欠となっています。

「それでも我々が原子力発電で直面している最大の課題は技術的なものではなく、知覚的なものなのです。我々が奉仕する人々には、我々が何を行っているのか、そしてなぜ行っているのかについてもっと知ってもらう必要があります。我々の共同の取り組みによってどのようにして一人ひとりのために原子力発電の安全性と信頼性を確保しているかについてもっと理解を高める必要があるのです。そして、世界最大のクリーンなエネルギー源として原子力がもたらす環境へのメリットについてももっと認識を高めていく必要があります。

「我々の業界の側でも、我々の間で透明性をもっと高める必要があります。我々は懸念のある具体的な分野についてお互いにもっと率直で、正直になる必要があります。我々が共有したくないと思うかもしれない情報でもお互いを信頼してもっと進んで共有していくのです。我々の中で透明性を確保することは、我々が共同の資源を利用するのに役立ち、業界全体をより高いパフォーマンスのレベルに引き上げていくことができるのです。

「今、世界中の原子力発電にとってとてもわくわくする時期です。そしてまた米国においては困難だけどやりがいのある時期でもあります。これから先の長期にわたって我々の業界が成功を収めるには、我々が約束する安全性と我々がもたらすパフォーマンス、そして正直で透明なコミュニケーションによって我々が獲得する信頼に依存するのです。

「WANOの会員として、我々の業界の中に率直さと正直さに対する新たな標準を打ち立てる機会を取り入れていきましょう。」

TVA's overriding priorities are the same as WANO's: ensuring health and safety through excellence in nuclear performance.