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Cチェルナボーダ原子力発電所-原子力の最高水準への道を絶えず登り続ける


ケンジー・フリーマン、通信専門担当、米国原子力発電運転協会(INPO)

Control Room at Cernavoda Nuclear Power Plant

"INPOのケンジー・フリーマンがマリアン・セルバン、チェルナボーダ原子力発電所(ルーマニアのWANOアトランタセンター会員)駐在役員、と語る。

「チェルナボーダでは、原子力の最高水準への道を絶えず登り続けるのが我々の役割であると理解しています。今日我々がここにあるのは、明確な戦略の結果だけでなく、これまでの10年間のしっかりした目的をもって焦点を絞った行動の結果でもあるのです。この輝かしい実績が、時として発電所の運営に好ましくない政治的、経済的環境の中でどのようにして可能となったかとの質問に対して、我々の答えは簡単です:このような困難にもかかわらず、チェルナボーダには、明確な価値観と意思決定と問題解決に素晴らしい能力をもった情熱ある献身的な所員がいるからです。」

「数年前、我々は経済の発展途上にあるルーマニアにとって、原子力のような高度な産業技術を運営するのは難しいことになるであろうということを理解しました。しかしながら、ルーマニア国内あるいは近隣で何が起きようとも、我々は原子力発電所を安全に運転し、原子力の最高水準に向けた努力を続けるという我々のミッションを絶対に全うするのです。原子力の最高水準への道に向けた我々の努力のすべてが、原子力が市場に居続ける可能性を増大させるでしょう。そしてそれは、最終的には発電所員とその家族にとっての仕事につながるのです。全般的に、チェルナボーダの所員は難題に対するこのような文化的な姿勢を有しています。我々の日々の行動は、確固とした原子力安全文化、効率的な保守プログラム、発電所のニーズに合わせた投資、所員の訓練プログラム、そして高度に専門的な要員とともに、最高水準の域に達することを追い求めるように行われています。」

「情熱とエネルギーがパフォーマンスの欠かせない2つの属性で、私たちの組織のリーダシップの強みの一つがチェルナボーダの所員一人ひとりにこのような属性を育てていく管理能力にあります。もちろん、それでも我々は組織内のすべての階層に実際的なリーダシップを必要としていますし、これまでにも増して、所員一人ひとりの個人的な献身を必要としています。」

「我々の組織は原子力の最高水準への道を絶えず登り続けています。そして、我々の5カ年戦略計画が常にこのためのガイド役となっています。この計画には、我々の活動を決める基本的な要素となる成長の方向が含まれており、最高水準への道のりの中で我々全員で取り組む努力の様々な要素が示されています。その代表的なものは次のとおりです:

·         管理、組織、運営

·         運転および原子力安全の文化

·         設備信頼性、プラント保守、作業管理

·         技術プログラムの開発

·         調達、資材管理、財務管理

「プラントの部門レベルでの基本プログラムと変化活動と並んでパフォーマンス指標が成長の方向の重要な要素であり、我々の目的の達成度合いを連続して計測するツールとなります。」

​​​「最近行われたWANOの訪問では、我々の上級幹部が明確なビジョンと戦略をもって改善を推進するために、上級幹部のレベルから第一線の管理職のレベルに至るまで統率がとれていることが認識されました。さらには、ほとんどすべての所内の部門の作業員の行動が高い業界標準に適合していることも認識されました。ここから、我々は我々の組織を築き、さらに変身させていくことができるのです。チェルナボーダの最高水準への道のりは、我々が運転業績を維持し、改善し続け、国際的な安全標準に匹敵することを意味します。」