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出向によってWANOとより緊密な関係を構築


WANO上海オフィスのチームリーダートレーナーを務めるShanjun Wang氏が伝えるWANOで働くことの価値
現在の役職に就く前に、私は中国にある秦山原子力発電所を離れてWANOに3年間出向し、素晴らしい経験をすることができました。WANOとWANO会員との間のコミュニケーションがいかに重要か、そしてこれを促進する上で出向者が非常に重要な役割を担っていることをお伝えさせてください。

未だパンデミック下にある国・地域もあり、これがコミュニケーションをより困難なものにしています。リモートワークがニューノーマルになっています。パンデミック前であっても、ミスコミュニケーションによって誤解が生じ、予期しない事象につながることがありました。

2019年にパリセンターの会員から報告された運転関連事象を分析した結果、事象の27%において、重要な情報が適切なタイミングで伝わっていない、受領されていない、理解されていない、実施されていない、といった口頭でのコミュニケーションにおける問題が関係していることが分かりました。WANOには6カ所のオフィスがあり、会員が世界中で450基以上を運転していますが、相互に理解し戦略的計画を協働して実施するには、より一層効率的なコミュニケーション方法が必要です。

出向者はWANO会員とWANOのコミュニケーションをつなぐ上で極めて重要な役割を担っています。彼らは、会員が現場で直面している喫緊のニーズを理解しています。 それだけでなく、WANO内部のことも把握しています。出向者は「仲介役」となり、両者の間の「需要と供給」を細部まで調整します。

私が実際に担った役割を説明する上でぴったりの例として、もともと所属していた秦山原子力発電所でのより強力なパフォーマンスモニタリングのパイロットに参加したことが挙げられます。2021年7月、私は秦山原子力発電所を訪問し、WANOとプラント管理層とのやり取りを補佐しました。発電所からは、WANOが提供したユニークな支援に感謝してもらうことができました。私は出向者として、WANOの取り組みによって会員のパフォーマンスが継続的に改善するところを目にすることができて嬉しかったです。コミュニケーションの架け橋となり、会員と強い関係性を構築することは、WANO出向者の役割と言えると思います。

出向者の主な役割は、WANOと会員をつなぐ「ちょうつがい」の潤滑油となり、両者が密に連携し、スムーズにコミュニケーションを取れるようサポートすることです。例えば、2019年、私と発電所長はロンドンで行われたWANO隔年総会に招待されました。 とても実り多いものとなりました。産業界のカウンターパートと会い、運転上の安全と信頼性を最大化するための情報を交換することができました。

一番重要なことは、私の発電所の総合技術者(General Engineer)がリーダーシップ育成に大きな興味を持っていたことでした。この技術者より、発電所のリーダーシッププログラム策定に参加するよう勧められました。2017年から2019年にかけてWANOと秦山原子力発電所のコミュニケーションを支援した結果、強固な原子力安全文化の構築、SOERレビューといった会員支援ミッションを無事に完了することができました。プロセスに出向者が関与していなければ、コミュニケーションにより時間がかかったり、誤解が生じたりしていたかもしれません。