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インサイドWANO-アトランタセンターでの会員の関与度の価値


サブ見出し:より良い結果を求めてともに働く

どんなタスクでも、プロジェクトでも、“協働”という作業はかけがえのない役割を果たす-一人の人が独立して作業をしても、チーム全体としての役割を果たすことはできない。これは原子力安全の分野では特に当てはまることで、原子力安全はピアの間での情報共有や協働の基礎の上に構築される。
正しい声を正しいタイミングで聞き、問題に遭遇した時に最も適切な専門能力を活用していけるようにすることが特に大切である。

強力な協働のプロセスでは、チームメンバーが短期と長期の目標をみんなで合意した理解のもとで、それぞれのチームメンバーの独創的な視点と強みを揃えることで最適な結果を生み出す。
会員関与度調査では、改善可能分野を摘出するために、会員の見方を調査した。このようなピア対ピアの話し合いのプロセスの効果があることについては、すでに証拠が存在している。
WANOアトランタセンター(AC)では、業界に対する新たな成果物を作成するためのアプローチの中でこのことを示した。地域内のすべての会員からの意見を求めることにより、プロジェクトをよりよいものにし、効率的に進めていくための手引きを集めることができることが分かった。

IER 17-5, 炉心に対する視線

地域内全体の会員が協力してこのレベル1IERの作成にあたった。これは運転パフォーマンスの弱点に対処するための、2014年以降初めての刊行物であった。チームは重要事象をレビューし、最終版が実行可能なものであり、摘出されたギャップを埋めるために必要な行動を導き出すための勧告を作成した。過去にもそのような資料が作成され、業界関係者を招いて資料をレビューし、さかのぼってフィードバックを提供するようなことは行われた。今回は、初めから協議のプロセスとして、会員がプロセス全体に関与した。
業界パフォーマンス会議への業界オブザーバ

INPO上級幹部チームとパフォーマンスリーダは四半期ごとに会合を持ち、WANO-AC内の各発電所のパフォーマンスについて議論している。この会合の有効性をさらに高めるために、INPOは原子力最高責任者(CNO)をこの会合に招いて、フィードバックと観察を求めている。これはプロセスの透明性を実証するだけでなく、業界の上級リーダたちにプロセスが進められている現場を見てもらい、その学習結果を自らの組織に持ち帰る機会を提供するものでもある。

“会員の声に耳を傾けることは強い関係を築くのに有効であり、最終的にはWANOを強くすることにつながります”
と、WANO-AC運転部門責任者であるデイブ・クラブトリー氏は語る。
 
“我々の会員に関与してもらうことは、発電所のチームメンバーとともに長期的なパフォーマンス改善と説明責任を育むのに有効であります。この専門性のすべてを活用することが、我々が米国のプラントの運転に貢献し、世界中で現在建設中のプラントに影響を与えていく中で重要なことなのです。”