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WANOは、会員が運転員の基礎能力および経年管理における課題に取り組むのを支援します。


運転員の基礎能力
WANO会員は、お互いをサポートすることによって、運転員の基礎能力の分野におけるパフォーマンスを改善するために、ベストプラクティスから学ぶことができます。近年、アトランタセンターのメンバーは、運転員の基礎能力に関連するイベントの数を減らすことにおいて、大幅な改善を達成しています。他の世界中の会員は、この分野のギャップに対処するために、この成果をベンチマークし、互いのベストプラクティスを使用する機会を有しています。

SOER2013-1「運転員の基礎能力における弱点」には、メンバーがプラントの弱点に対処するための勧告が記載されています。IER L117-5「原子炉炉心への視線」に概説されているベストプラクティスと併せて実施することにより、メンバーは、運転を改善し、イベント数を削減することができるでしょう。両文書とも、会員ウェブサイトで入手可能です。

WANOは、会員をさらに支援するため、昨年、すべての地域センターからの専門家による、運転員の基礎能力特別タスクフォースを設置しました。タスクフォースは、既に、これらのタイプのイベントの根本的な原因および寄与因子を理解するため、包括的な分析を実施しています。今後数カ月のうちに、パリ、モスクワ、東京センターと協力して、会員を支援する地域固有の改善計画を公表する予定です。

産業界は、これらの事象に対して受動的に対応するのではなく、これらの事象を防止する必要があります。タスクフォースの重要な作業は、この分野で会員を支援するでしょう。詳細については、WANO会員は地域センターに連絡をお取りください。
 
経年管理
多くの会員において増加している課題に対応するため、WANOは老朽化したプラント・機器の継続的な安全運転をいかに管理するかという課題に取り組むための、特別な経年管理グループを設置しました。このグループは、会員の組織や発電所の代表者と、WANOとIAEAの対象案件の専門家で構成されています。

共通の関心事は、構造物、システム、および構成要素(SSC)が必要な安全機能を達成することを、老朽化の影響が妨げないことを保証する方法でした。これは、長期運転中および寿命延長に入ることを計画している多くの国のプラントについてと同様に、運転プラントにも関係します。

その成果としては、PO&Cの見直しへの貢献、新たなガイドラインGP2020-31「優れた経年管理」の策定、WANO会員向けの研修資料の制作などが挙げられます。このグループの優れた作業は、WANOのすべてのプログラムと地域にわたる強力な協力の結果であり、対応するIAEA安全基準に十分な注意を払って実施されてきました。